現在、能の公演ではシテ方などの役者だけでなく、地謡や囃子方も皆白足袋を着用します。
いつからかの正確な記録はありませんが、江戸時代以前には色足袋だったようです。その名残か、狂言では現在でも色足袋も用いられます。
また公演時だけでなく、稽古の段階から装束はつけなくとも白足袋をはきます。舞台は神聖なものであり、決して素足や靴下であがることは許されません。
「能楽トリビア」は作成にあたってこちらの文献を参考にしています。